カレイドスクエアパーク就労移行支援、最初の就職決定者となったAさん。
新たな就職先で仕事をはじめて1ヵ月が経った頃、定着支援の面談で久しぶりに会ったAさんの表情は、カレイドに通っていた当時と変わらず明るく、クルーみんなでひと安心。
面談後に少しお時間をいただき、カレイドスクエアパークの就労移行支援についてお話をうかがいました。
ー本日は、よろしくお願いします!まず最初に、カレイドスクエアパークに通おうと思ったきっかけを教えてください。
障がいを持っている方々が通う交流の場に、カレイドスクエアパークの職員の方が偶然来ていて、そこで就労移行支援のことを知り興味を持ちました。再就職について、自分だけで考えるのは限界があると感じていたので、見学・体験利用の後、利用することを決めました。
ー実際に通ってみて、良かった点はどんなところですか?
カレイドスクエアパークでは、リモートでビジネス講座やグループワークをするので、一つの場所に集まらなくても色々な場所にいる方々とコミュニケーションを取ることができます。それが、今までにない良い経験となりました。リモートでないと出会えない方ともお話しをすることができ、自分の視野が広がったように思います。
ー再就職して1か月が経ちましたね。カレイドスクエアパークでの経験が活かされていることはありますか?
自分とは違う、いろんな人と出会い、一緒に過ごせたことで、今まで気づけなかったことに気づけるようになりました。例えば、掃除の際に「棚を拭く」ということでも、「表面だけ拭けばいいや」ということではなく「ここはよく人が触れるから念入りに拭こう」「棚だけでなく、その近くも汚れやすいから拭いておこう」といった風に、与えられた仕事だけでなく、『自分なりに考えてみる』というプラスαの行動ができるようになりました。カレイドに通うメンバーさんの中に模範となる方がいて、一緒に過ごしていく中で自分もそうなりたいと思えたんです。人との出会いの大切さを実感しました。
ー自分とは違う人と出会ったことで得られた変化ですね。
家にこもらず、外に出て、いろいろな方と交流できて良かったです。障がいをもっている人同士だからこそ気持ちを分かり合えたり、悩みを共有できたりするので、前向きな気持ちになることができました。
ー本日はお話しを聞かせていただいて、ありがとうございました!
いえいえ!同じ障がいで困っている方々に、「自分も通えるんだ」と一歩踏み出すきっかけになってもらえれば嬉しいです。
(2022年7月取材)